業種別の離職率と職場を退職する理由について

職場を退職するからには、何らかの理由や不満・問題を抱えているものです。こうした問題は業種や職種によって傾向が異なることも多く、なかなか興味深い面もあります。
たとえば、退職した後に異業種へ転職しようと思っている場合、今回退職するに至った理由からできるだけ離れた業種を選ぶのも一つの選択肢となるでしょう。

まず業種別の離職率を2020年の厚生労働省のデータから見てみます。トップは飲食・宿泊関連のサービス業で26.9パーセント、4人に1人以上が早期に退職していることになります。次いで、生活関連と娯楽関連のサービスが18.4パーセント。こうして見てもサービス業の離職率が高いことがわかります。
このデータは退職理由とも深く関わってきます。上位に入ったサービス業は対人コミュニケーションを求められる特徴があり、それがストレスとなって退職してしまうケースが非常に多いと考えられているのです。また、サービス業ほどシフトが厳しく、過酷な労働環境で退職せざるを得ない状況に追い込まれるケースも見られます。

離職率が高い業種としてはほかに、医療・福祉が14.2パーセント、運輸業、郵便業が13.3パーセント、卸売業、小売業が13.1パーセントと続いています。これらもシフトが厳しい環境が多く、従業員が退職する機会を増やしている原因と考えられます。
ですから、今の職場を退職する理由として、コミュニケーションやシフトの問題を原因としている場合には、次の転職先にはその問題が発生しにくい業種や職場を選ぶことがやはり重要になってくるでしょう。